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HEIDON 表面性測定機

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    • 図1)装置の外観
    • 図2)摺動部拡大
  • 概要
    ”日常生活の物理現象や自動車等の機械システムで生じる摩擦・摩耗・潤滑等に関する諸現象を取り扱う化学・工学”の分野はトライボロジーと呼ばれている。 本装置はトライボロジーに関わる表面性能の試験装置であり、所定の荷重下で被試験体を摺動させることにより、摩擦係数や摩耗量等が測定出来る。
  • 仕様
    ・型式 : HEIDON14DR
    ・測定範囲 0~100gf・0~500gf・0~2000gfの各荷重変換器使用
    ・移動速度 7~6000mm/min ・移動距離 1~100mm
    ・垂直荷重 1~1000g ・測定温度 室温~200℃(ヒーター)
    ・測定温度・湿度 -40℃~40℃・30~90%(ビルドインチャンバー)
    ・移動モード SINGLE、REPEAT(最大9,999往復設定可能)
  • 試料
    ・試験片 200mm(長さ) × 100mm(幅) × 8mm(厚み)
    ・相手材:例)ボール(SUS、アルミナ、超硬)、引掻針(ダイヤモンド、サファイヤ)
     ※治具作製により、成形品同士の測定が可能
  • 特徴
    ・所定の垂直荷重下で水平の往復運動を繰り返し、摩擦による表面状態、重量変化を測定することにより、摩耗量、塗膜の引掻硬さが得られる。
    ・同荷重下で水平運動時の引張荷重の変化を測定することにより、静・動摩擦係数薄膜の付着力/剥離抵抗やべた付き抵抗が得られる。
  • 実施例
    ・〔機械系の寿命予測〕1.エンジンのピストンとシリンダーの摩擦係数測定 2.プリンター等のゴムロールと紙の摩擦係数測定 3.金属部品とめっき、皮膜等の摩擦係数定
    ・〔材質の選定・性能評価〕1.エアーバック材の布と布の摩擦係数測定 2.ゴムと部品の摩擦係数測定 3.ガラス磨き剤とガラスの摩擦力測定 4.草刈刃の摩耗量測定 5.液体中(油、溶液、水等)での摩擦係数測定
    ・〔温度・湿度の影響調査〕①温湿度環境下での摩擦摩耗試験