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スモールパンチ試験

  • 方法
    ・φ3×0.25t(mm)等の標準試験片にφ1mmの鋼球を押し付け、荷重と変位の関係を求める。
    ・得られた荷重―変位線図を用い、①荷重-変位曲線の面積(SPエネルギー)から延性-脆性遷移温度に関連する値を算出し、②破壊時最大変位から破壊靭性を推定する。
  • 試験装置・ソフト
    試験装置:微小荷重疲労試験機 (荷重容量=200N、試験温度:―65~200℃)
  • イメージ

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    • 試験結果例
    • SP試験治具と試験後の試験片
  • 特徴
    極めて微小な小型パンチ(Small Punch=SP)試験片を用い、金属材料の破壊じん性に関連する特性例えば、遷移温度、弾塑性破壊じん性等)を得るために用いる。試験片が小さいために、試験片が採取しにくいプラント部材などの靭性劣化、余寿命予測などの評価に役立つ有用な試験方法である。
  • 実施例
    炭素鋼、各種合金鋼、ステンレス鋼、ベリリウム、鋼劣化材、多層材などのスモールパンチ試験
  • 関連試験装置
    0.2kN SMH型 疲労試験機