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過充電試験

  • リチウムイオン電池の過充電試験

    リチウムイオン電池の安全性試験として、過充電試験があります。充電電圧以上の電圧に対する耐久性を評価する試験です。試験規格によって、下記のように条件が異なります。

    規 格 対象電池 SOC 温度 充電条件 終了 継続時間
    UN 38.3.4.7 組電池 100% 20±5℃ 推奨充電V 18V以下:
    最大充電電圧の2倍 or
    22Vの低い方
    推奨充電V 18V以上:
    最大充電電圧の1.2倍
    24時間 試験後
    7日間破裂
    発火のない
    こと
    IEC62660-2
    6.3.2
    単セル 100% 25℃±2K 1It for BEV
    5It for HEV
    2Vmax or
    SOC200%
    UL2580 8 組電池 0% 20±5℃ 1It SOC200% or
    event発生
    室温復帰 or 
    安定後7時間観察
    UL2271 7.2 20±5℃ 5It event発生 or
    室温復帰
    SAE 2464
    4.5.2
    単セル 100% 20±5℃ 1C&3C SOC200% or
    event発生
    組電池 1C
    QC/T743-2006 
    6.2.12.2
    6.3.8.2
    単セル
    組電池
    100% 20±5℃ 3I & 9I 3I:5V or 90分到達
    9I:いずれかの電池が10V到達
    KMVSS 48.6.2 組電池 100% 20±5℃ 32A 32Aで公称電圧の1.5倍まで
    その後 CDでSOC150%
    又は2.5時間経過
    SBA S1101:
    2011 8.2.5
    単セル 0% 20±5℃ CC(最大充電電流値)にてSOC120%

    表中の試験条件、その他の条件にも対応することが出来ます。

    ドームチャンバー

    • リチウムイオン電池の過充電試験 補足図
      発生したガスを回収し、発生ガス総量測定や成分分析も可能です。
      試験実施にあたって、条件詳細については、お打ち合わせの上、決定いたします。