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水銀測定装置

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    • 図1)装置の外観
  • 概要
    試料中の有機・無機水銀は、硫酸と過マンガン酸塩の酸化剤により酸化される。過剰の過マンガン酸塩を塩酸ヒドロキシアミンで除去し、これに還元剤として塩化第一スズを加え、気化しやすい水銀にし、これにポンプを用いて空気を送り水銀を気化し吸収セルに送り込み循環させる。水銀ランプの253.7nmの光は、吸収セル中の水銀濃度に比例して吸収されるため、直接水銀の量としてメーターの目盛から求めることができる装置である。
  • 仕様
    ・型式:平沼産業社製
    ・測定方式 : 還元気化原子吸光法
    ・光 源  : 低圧水銀灯
    ・受 光 部 : 光電管
    ・検出感度 : 0.005μg
    ・再 現 性 : 3%以下
  • 試料
    ・下水、地下水、工場排水等及び土壌・産廃試料
    ・水:250ml  固体試料:500g
  • 特徴
    ・検査量100mlで0.005ppbまでのピコオーダーで検出が可能である
  • 実施例
    ・下水、工場廃水中の水銀分析
    ・土壌、産廃の溶出液中の水銀分析