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ニ軸引張試験装置

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    • 写真1 試験装置外観
    • 図1 十字型試験片
    • 図2 等塑性仕事点
  • 概要
    板材成形シミュレーションによって破断やスプリングバックを高精度に予測するためには、一軸ではなくニ軸応力状態下での塑性変形挙動を測定する必要がある。本装置は十字型試験片を使用してニ方向に任意の応力比で引張荷重を付与し、降伏関数の同定に必要なデータを求める試験装置である。
  • 仕様
     1.荷重容量 :±100kN
     2.制御方法 :荷重制御・ひずみ制御
     3.ストローク:±50mm
     4.低サイクル疲労試験:試験速度0.05Hz以下の疲労試験が可能
  • 試料
     十字型試験片
      長さ:260mm
      幅:60mm
      応力測定部:中央□60mmの正方形領域
      スリット:腕部に幅0.2mmのスリット
  • 特徴
    荷重容量100kNを有するニ軸引張試験装置は、国内民間試験会社では始めての導入である。また、ニ軸引張試験に留まらず単体引張試験および試験速度0.05HZ以下の低サイクル試験が可能である。
  • 実施例
    ・270MPa級軟鋼板から980MPa級高張力鋼板にいたる各種鋼板
    ・各種アルミ合金