WORK & CAREER
PEOPLE

先輩社員からの
メッセージ

半導体業界の発展と

その先の人々の生活の向上に繋がる

装置開発に挑み続ける。

T.K

LEO事業本部 技術部 グループ長

2008年入社

就職活動時は、社会勉強にもなると考え、幅広い業界の企業研究を進めていました。そうした中、コベルコ科研のLEO事業本部(光・電子・光学技術(Laser-Electro-Optics:LEO)の専門集団)で取り扱っている最先端の技術に惹かれ、大学の放射光物理光学研究室で行っていた知識が活かせると思い同社に応募しました。最終的に自分の働く姿がイメージでき、「この人たちと一緒に働きたい」と思える熱い先輩たちに出会ったことから入社を決めました。

競争が激しい半導体分野の
技術革新を支える検査装置を開発。
私が担当しているのは、半導体シリコンウエハの厚さ分布をサブナノメートルの精度で検査する装置の開発です。パソコンやスマートフォンには集積回路(LSI)やメモリなどのデバイスが用いられており、計算能力の向上や、低電力化を進めるために日々、デバイス構造の微細化の開発が各分野で進められています。微細化を進めるにはデバイスの基板となるウエハの厚さがどれだけ均一であるかが重要となり、その厚さを検査する技術が非常に重要になります。ウエハの厚さ測定技術の開発は半導体分野の技術進歩に貢献できるばかりか、その先にある人々の暮らしをもっと便利にすることにも繋がる手応えのある仕事です。
私がこの装置開発の担当になったのは入社してすぐの頃で、当時は装置全体のコンセプトしか決まっていない状態でした。そこから、何とか試作機をつくって評価試験を行い、議論を重ねて実験し精度を上げて製品化。その後様々な問題が出てくる中での納期との戦い、納品後の不具合対応など、本当に色んな経験をしました。そして現在、自らが開発に携わった装置がコベルコ科研の主力製品としてラインアップに並んでいることは大きな喜びであり、技術者として誇りに感じます。
光学計測技術に磨きをかけ、
強いビジネス感覚を備えた
スーパーエンジニアに!
私は、お客様のニーズに応えて自ら開発を手がけた装置が安定的に動き、お客様から喜びの声をいただいた時に達成感を得ます。また、困難な開発を乗り越えていくごとに自分自身の成長を感じます。時代のニーズにマッチした装置を生み出すことにより半導体業界の技術進歩を支え、社会に貢献していくことが私の使命だと思っています。
個人的な夢としては、光学計測のスペシャリストとしての軸に加え、ビジネス感覚も備えたスーパーエンジニア、スーパー研究者になりたいと思っています。そのためには、論文や専門書などにより知識を深めることも重要であると思いますが、実践を通して成長を持続することがより重要であると思います。特に実践から得られる経験や気づきは自分を飛躍させるチャンスであると感じています。今後も成長し続け、より困難な問題クリアできるようにチャレンジしていきたいと思います。
OFF TIME
私の休日は、家族と買い物に出かけたり、子どもと公園で遊んだりして過ごすことが多いですね。また家族ぐるみの付き合いをしている友人とバーベューを楽しむなど、色んなイベントを開催して大人数で楽しむことも結構あります。また、趣味がコントラバスなので、子どもたちが歌う童謡の伴奏をしたり、大学時代の仲間とアンサンブルをしたりと充実した時間を過ごしています。最近では、DIYや究極のおつまみづくりなどにもハマっていますね(笑)。
学生の皆さんへ
これから初めて社会に出る人にとって、なかなか自分が働いている姿をイメージするのは難しいと思いますが、思い込みを捨て、なるべく細部まで具体的にイメージする努力が大切だと思います。そのためには、十分に準備して、質問するしかありません。
誰とどこで、どのような環境、雰囲気の中で何を目的にどのような仕事をするのか、自分がどのような貢献ができるのか、そして数年後から先を考えるようにしてください。そうすれば、皆さんが踏み出す社会人としての一歩はより確実なものとなるでしょう。