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CROSS TALK

機械系の
ユニークな選択

単なる機械系じゃなく、
多様性&創造性あふれる機械系!?

コベルコ科研で
エンジニアとして、
クリエイティブに
働く未来を!

コベルコ科研のエンジニア
  • O.H(写真左)

    技術本部 機械・構造センター 機械技術部
    (旧:技術本部 機械・プロセスソリューション事業部)
    2016年入社
    工学部 機械航空創造系学科卒

  • S.T(写真中)

    技術本部 機械・構造センター 機械技術部
    室長
    (旧:技術本部 機械・プロセスソリューション事業部)
    1991年入社
    機械工学専攻卒

  • H.A(写真右)

    技術本部 機械・構造センター 構造技術部
    グループ長
    (旧:技術本部 機械・プロセスソリューション事業部)
    2003年入社
    土木専攻卒

※本記事の内容および所属は取材当時のものです。
現在の情報とは異なる場合があります。

「機械系の専門分野だけでなく、振動、エネルギー、化学など、多ジャンルに広がる技術を扱う」
「最先端技術や素材に触れる中で知識と経験を深め、お客様の世界初や日本初のものづくりを支える」
・・・など、新たなことへのチャレンジとクリエイティブにあふれる仕事。
そんなコベルコ科研で機械系エンジニアとして働く魅力を
最前線で活躍する社員3人が赤裸々に語り合います。
そこから浮き彫りになってくるのは、今までの機械系の働き方のイメージを
大きくチェンジする多様性と創造性に富んだ働き方の魅力の数々です。

現在担当している
仕事内容について、
できる限り具体的に
教えてください。

S.T
私は主に機械分野における振動や衝撃、音響、強度などに関わる問題を解決するソリューションを提供する振音・衝撃試験室に在籍。室長としてメンバーの労務管理や対外的には、お客様への自社ソリューションサービスの拡販活動などを行っています。
O.H
最近は、輸送機関係の案件が多くなっていますね。
S.T
そうですね。コベルコ科研では、材料・流体・熱・機械の「4力学」に関する知見を生かした試験・測定やシミュレーションを行って、お客様企業の製品開発や技術開発上の課題や問題を解決しているわけだけど、特に輸送機分野、中でもEV関係の製品評価などが増えてきているかな。
O.H
私はS.Tさんの下でEV関係の振動測定を担当させていただいているのですが、H.Aさんは今どんなことをされているのですか?
H.A
私が所属する構造技術部 強度試験室では、橋脚や建物、乗り物などの構造物がどれくらいの強度を持っているのか、強度性能を確かめる仕事をしています。グループ長というポジションですので、最近は依頼される案件の工程調整やメンバーへの指示などのマネジメント業務も行っています。
S.T
具体的には今はどんな案件に関わっているの?
H.A
そうですね。いくつか例を挙げると、道路橋の下にある免震部材の性能確認試験や電車の構体に内圧をかけて強度を測る試験などがあります。少し前に電車の部材に亀裂が入ったなんてニュースもあったかと思いますが、そうした人の安全に関わる重要な試験も多いですね。それと車関連のニーズも多いです。取り扱う素材も鉄はもちろん、合金、樹脂といったものまで多岐にわたっています。
S.T
振動は下から揺らすタイプの試験が多いけれど、H.Aさんの強度の方は、上から揺らすタイプの試験が多いよね。私も昔、耐震関係の強度試験もやっていたから、ちょっと懐かしいです(笑)。
H.A
O.Hさんはどんな仕事に関わっているのですか?
O.H
僕はS.Tさんと同じ輸送機関連の他に、最近はプラント設備の振動試験も主担当として任されるようになってきました。プラント設備関連では、振動問題の解決をめざして、現地で振動状況を測定し、社内で解析、そのデータを元に仮説を立てて振動対策を考え、提案するところまで一貫して行っています。主担当としてのプレッシャーはありますが、自分達が提案したことが採用され、お客様の課題を解決できた時は達成感を感じられますね。
S.T
O.Hさんは今入社7年目で、一人でお客様対応もできるようになって、すごく頼りになる存在になってきたよね。
O.H
自分ではまだまだだと思っています(笑)。でも、試験によって正確なデータを取ることはもちろん大事ですが、そのデータをどう料理するかの方がもっと大事。アイデアや想像力も活かせる仕事だというのが、最近少しわかってきて、よりおもしろくなってきました。

幅広いフィールドに
関わる仕事で得られるやりがい、
感じるおもしろさは?

S.T
コベルコ科研でエンジニアとして働く魅力を二人はどう考えていますか?
O.H
私は大学で制御や機械力学や振動について学んでいました。入社して、多彩なジャンルの案件があり、また先輩や上司が私の分野と違う専門性を持っていることに驚きました。私が学んだ最新の知識を社内発信して、受け入れてくれる人が多いのも良いと思いましたね。
H.A
本当にそうですね。私はもともと土木系出身だったのですが、入社してからそれぞれのエキスパートの先輩たちにもいろいろ教わり、機械系や油圧関連の知識も増えました。逆に私が学校で学んだ土木の中でも鉄筋コンクリートの構造や強度については、今の仕事でも活かせ、周りにも共有できています。また仕事の中で車や電車についての知識が増えるなど、常に刺激があり、新しいことに興味を持てるのは良い環境です。
S.T
外販比率が80%超という状況もあり、色々な分野のお客様と関り、活躍できる中で、エンジニアとしての幅を広げていけるということですね。自動車メーカー、航空機メーカー、ゼネコン、樹脂などの素材メーカーとお付き合いがあり、さらに商業施設や工場、自動車、バス、電車、自転車、テレビ、パソコン、エアコン、電気、ガス、水道、エレクトロニクスなどを試験・解析対象としているので、仕事を通して知識や経験を大きく広げていけるのは、かなり貴重な環境かもしれません。どの案件も一つとして同じものがないから、常に一から考えてお客様に提案し、喜んでもらえるのはおもしろいと私も思っています。今だと脱炭素というトレンドでEV系や水素エネルギー関連、樹脂関連など、最先端分野のニーズも増えてきて、新しいことに携わるチャンスは広がっています。
O.H
私が働いている振動・衝撃試験室では、S.Tさんが自由な発想力を発揮できる環境をつくっていただいているのですごくありがたいです。もともと社風として上司との距離も近くフレンドリーな方が多いので働きやすいです。そんな中で、自分が考えたプランを提案をし、お客様から「問題が解決したよ」「ありがとう」と喜んでいただけるのが大きなやりがい。それと、プラント関連の仕事では、今まで知らなかったエネルギー分野の知識が得られて、成長も実感できています。
H.A
お客様への課題ヒアリングから、試験工程や方法の考案・準備、試験・分析、評価、そして解決策考案、提案までトータルに携われるのも良いですね。特に私は、グループ長として工程調整に関わっていることから、全体の動きや流れも考えて周りを動かし、最終的にメンバー全員で課題解決ができた時に大きな達成感を感じます。そうして後から、製品が完成したのを知った時は「自分達の仕事がお客様の製品開発や課題解決のお役に立てて本当に良かった」という実感があふれてきます。

コベルコ科研で得られる成長、
これからの新人のみなさんに
期待することは?

H.A
この会社に入社して良かったと思うのは、仕事の中で自分の興味のある分野を知る機会が多くあり、成長を実感できるところ。それに専門技術研修(※注1)で、大学やその分野の専門家、当社のOBから最先端かつ専門性の高い知識を得られるのも魅力です。“知りたいと思うことを知る機会と場”があるのは、かなり希少だと思います。
S.T
理論や知識に加えて、その方たちの経験も伝えてくれるので、実際の仕事で役立つことは多くあります。それとお客様側の担当者も高度な知識を持っているからね。社内の研修はもちろん、こうしたお客様と議論を交わす中で得られる気づきも多いです。
O.H
確かに毎回といってよいほど、新しい発見があるように思います。振動といっても、いろいろな分野や視点があり、課題解決の方法も多彩。この分野一つとっても、範囲が広く、奥が深いということが最近わかってきました。
S.T
化学や電気など、今すぐには必要のない知識も、専門技術研修などで学ぶことができるから、O.Hさんには今後も色んなことを学び、成長できるチャンスが広がっています。もちろん将来若手には我々も技術伝承を積極的に行い、ノビノビと自分の専門性を活かせる環境を今以上につくっていくので、ぜひO.Hさんたち若手にはいろいろチャレンジし、成長していってほしい。今は技術の進化が早いから、若手にすごく期待しています。
H.A
そうですね。私も今働き方改革が進んでいく中で、人材育成と共に一人ひとりが楽しく、個性と能力を100%活かして健康に働ける職場づくりに取り組んでいきたいと思います。
O.H
私はまだまだ技術や知識を広げいきたいと思っています。なので、まず振動をもっと極めて、上司のS.Tさんのように試験とシミュレーションが両方できる存在になりたい。そうして、エネルギー分野やデジタル分野などにも視野を広げて、新しい分野に挑戦していけたらと考えています。
S.T
コベルコ科研では、自分がやりたいこと、興味のあることに取り組め、自分の知識・技術を極めて高めていける自由度の高い社風と幅広いフィールドがあります。プレッシャーはあるだろうけれど、若手でもメイン担当としてお客様と向き合い、新しい分野に触れる中で成長できると思います。成長を実感したい人には最高の環境ですよ。
H.A
興味を持っていることを追求でき、自分を高めていけるのはこの会社の良いところです。最近は、女性の技術者も増えていて、子育てしながら好きな技術分野で働いている社員も多くいます。男女問わず自分のライフスタイルも大切に働ける環境も制度も整い、案件も幅広いですから、好奇心と柔軟性がある人なら自分の好きなことにいろいろチャレンジできるはずです。
O.H
当社では、同じものをずっとつくり続ける、同じ作業をし続けるという仕事はほぼありません。またメーカーのようにマニュアルがあるわけでもありません。毎回違う製品や技術、お客様の課題に対して固定概念に囚われず、自分が身につけた知識や技術を武器とし、そして自由な発想や多彩な視点を駆使して活躍できるのは、おもしろいです。自分の専門性と技術力を高めていくことはもちろん、新しい技術も創造していける環境もあるので、ぜひ一緒にがんばりましょう。
※注1=専門技術研修とは?

当社のOB等技術者を講師に招き、分野別に多くの講座を開設。当社の従業員であれば誰でも、講義を受けることが可能。学生時の専門知識だけでは実社会では足りないケースがあるため足りない知識を補うこと、社員のプロフェッショナル意識を高めスキルを向上させることを目的としている。

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