WORK & CAREER
PEOPLE

先輩社員からの
メッセージ

お客様の持つ困難な課題を

XRDをはじめとした

分析技術で解決する。

M.A

技術本部 物理解析センター 解析部

(旧:技術本部 材料ソリューション事業部)

2005年入社

大学時代は物理学を専攻し、様々な素材の構造解析に使われる粉末X線回折での研究に従事。さらに大学院では、液体ヘリウムが極低温時に示す現象、超流動現象の理論解析の研究に没頭しました。大学の推薦枠の中に“受託分析”という耳慣れない事業を行なっているコベルコ科研に目が止まり、調べてみるとこれまでの知識を活かせそうだと感じたため採用試験を受けました。

お客様の声に耳を傾け、最適な
分析法で最良の結果を導き出す。
コベルコ科研に入社してから約8年間は、エレクトロニクス製品などの基材や基板に使われる薄膜を対象とした評価を行う薄膜熱物性の測定業務に従事。その後、現在に至るまで10年近くX線回折法(XRD)による分析業務に携わっています。
仕事では、お客様の目的や背景を丁寧にヒアリングし、そこから試料の材質にマッチしたよりベストな手法を提案できるように心がけています。評価を行う試料の形状や膜質によって、XRDと歪形状測定のどちらが適切かなど、多面的に考えることは特に意識していますね。
やりがいは、お客様からの難しいご要望にお応えできた時。特に「興味深いデータが得られた」「またお願いしたい」というお声を頂いた場合は、技術者として嬉しく思います。最近もう一つ嬉しいと感じているのは、後輩の成長した姿ですね。以前、担当していた案件を後輩に引き継いで産休・育休に入ったのですが、復帰後に後輩が高難易度の解析もやり遂げられる程になっていたのは驚きでした。チームで協力すれば、お客様の難しい要望にお応えすることができるとあらためて感じましたね。
自己研鑽と後輩育成に注力し、
チームを牽引する人材となりたい。
私は昨年1年間産休・育休を取得し、現在は時短勤務で職場復帰しています。復帰後も以前と変わらない業務に携われているのは本当に幸せです。私が担当しているXRD(X線回折)は、多様なアプリケーションが存在し、一つひとつを熟知する必要があります。また、新たな解析手法が次々と出てきますから、常に最新の技術動向から目が離せません。
今後も新しい技術を取り入れて、今できないことをできるようにしていく努力を続けていきたいと思います。また、現在チームの中堅であり後輩の教育も任されているポジションとして、引き続き後輩の技術習得を支援し、成長を促すことも重要だと考えています。自分自身の技術力向上とリーダーシップの発現、そして後輩を含めたチーム全体の成長も実現し、お客様にご満足いただけるより深い分析サービスをどれだけ提供できるかに技術者としてこだわっていきたいと思います。
OFF TIME
デスクワークが多い仕事のため、何か気分転換になることはないか?と、独身時代はマラソンやヨガをしてリフレッシュしていました。元々運動は苦手な方だったのですが、やってみると意外と自分には合っていて、体力づくりにもなったので良かったです。今は、夫や子どもとドライブをしたり近所の公園を散歩するなど、家族とのゆったりとした時間を大切に過ごしています。
学生の皆さんへ
就職活動時は、誰しも自分が将来やりたいことは何か、自分に向いている分野・仕事は何だろうかと、悩む時期だと思います。明確な答えがなかなか出ない時は、いろいろな業種の説明会に参加したり、周りの人のアドバイスや実体験をぜひ聞いたりしてみてください。そうすることで、自分にピッタリな会社や業種に出合いやすくなるでしょう。また、働く地域や福利厚生なども会社選びの重要なポイントになってくると思います。その意味で、コベルコ科研は、自分が学んだ理系分野の知識が活かせる職場が多くあり、産休・育休などの一人ひとりのライフステージに関わる福利厚生・制度も充実しています。