WORK & CAREER
PEOPLE

先輩社員からの
メッセージ

破損原因や機器の劣化、

余寿命などを調査し、

お客様のニーズにお応えする。

S.K

技術本部 材料ソリューションセンター 技術部

(旧:技術本部 高砂事業所)

2018年入社

私が学生時代に取り組んでいたのは、熱間爆発圧接法を用い、金属と非酸化物系セラミックスの積層型複合材料をつくる研究。この中で学んだ知識を活かせる企業を探していて、コベルコグループの企業説明会に参加した際に出合ったのがコベルコ科研です。受託分析、試験研究事業では、私の知識を活かして社会に貢献できるイメージが持てました。

綿密なヒアリングで
お客様のご要望を具体化し、
最適な試験で問題を解決する。
入社してから現在まで、物理解析や材料調査全般の中でも、特に破損品調査やプラントの設備に使用されている機器の劣化調査、余寿命調査などを任されています。具体的には、お客様から直接依頼を受け、まずは試験方法の検討や見積を提示。次に試験担当者へ指示を出し、最後に試験結果をもとにお客様へ報告を行います。
試験方法を考える際、想定される原因を予測し、それを証明するために必要な試験方案を決定しますが、その方案が不十分だと満足のいく結果が得られないことがあります。また、試験担当者に指示や注意点をしっかり伝えきれていないと、必要な結果が得られない場合もあります。そのためお客様との事前のヒアリングで丁寧に情報を引き出すこと、試験担当者への指示を漏れなく確実に行うなど、コミュニケーション面は特に注意していますね。
そうしてお客様から依頼された多種多様な案件を無事やり遂げ、お客様から感謝のお言葉をいただいた時の達成感は、本当に大きくやりがいを感じます。
初めてお客様と直接議論し、
自らの提案でお困りごとを解決できた喜び。
入社2年目の新人技術者だった頃、自動車メーカーから金属部品の破損調査を依頼されました。内容は、お客様側でも走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて破面観察を行ったものの、破損原因が特定できずに困っているというものでした。
そうした経緯をお聞きして、私が検討したのは、まず試験片を作製し想定した破壊状況と同じように試験片を破壊した後、実際に破損した金属部品と比較検証するという方法です。お客様立会いのもと提案した試験を行い、最終的に出した見解をご納得いただけました。私にとって、初めてお客様と直接見解をやり取りする場でもあったため、余計に嬉しかったのを覚えています。
この案件を機に、お客様に信頼できる技術者として認めていただき、以降は何かあれば気軽に相談いただける関係になりました。もちろん上司 のサポートもあったおかげですが、自分の提案でお客様に満足いただけたことは、大きな自信になりましたね。
OFF TIME
地元を離れての就職だったこともあり、入社した当初は近くに友人が少ない状態でした。でも、職場であるコベルコ科研には私と同じように他府県から就職した人も多くいて、すぐに仲良くなりました。今は、休日に職場の先輩や後輩とお出かけしたり、女子会をしたりしています。ハロウィンやクリスマスなどのイベント時の女子会は、部屋を飾り付けたり、プレゼント交換をして楽しんでいます。
学生の皆さんへ
大学時代は、会社に入ってから後悔しないように、やりたいと思ったことは可能な限りやった方が良いと思います。就職活動においても同様で、私の場合は、気になる企業は遠くてもセミナーや面接に参加するようにし、後から「挑戦しておけば良かった」と後悔することがないようにしていましたね。
現在はコロナ禍ということで対面でのセミナーや企業説明会は少なくなっており、直接企業の雰囲気や特徴を知る機会も減りましたが、逆にオンライン説明会はどこからでも参加しやすいと思います。より多くの企業の採用に応募できるチャンスなので、自分が納得いく企業に出合えるまで諦めずチャレンジしてください。