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微生物による金属腐食の解析

  • 目的
    腐食損傷に関して微生物の関与を明らかにする。
  • 方法
    通常の腐食損傷調査で実施する外観観察、断面組織観察、SEM-EDX分析、イオンクロマト分析、X線回折などの調査方法に加え、PCR(Polymerase Chain Reaction/ポリメラーゼ連鎖反応)法を用いて、硫酸塩還元菌、鉄酸化細菌、鉄細菌、硫黄酸化細菌について、その存在有無を調査する。
  • 試験装置・ソフト
    ・光学顕微鏡
    ・走査型電子顕微鏡
    ・イオンクロマトグラフィー
    ・X線マイクロアナライザーなど
  • 結果
    各種分析から、腐食生成物中に微生物腐食特有の元素が検出された。また、微生物分析によって、鉄細菌と硫酸塩還元菌の関与が明らかとなった。
  • お客様の成果
    特殊な環境で使用する材料の選定に役立つとともに、設備の保全、点検などに寄与した。
  • イメージ

    ※クリックすると拡大します。

    • 図1 腐食発生部の外観観察結果(SUS304溶接部)
    • 図2 EPMAによる腐食損傷部の断面マッピング分析結果
    • 図3 PCR法による微生物の定性分析結果
  • 関連個別商品
    各種薬剤による浸漬試験
  • 関連試験装置
    WD/EDコンバインドマイクロアナライザ