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有機材料の材質・組成分析
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- 方法
- ・FT-IRの場合、必要に応じて試料の前処理(切削、プレス、溶剤抽出など)を行う。測定手法は透過法、ATR法、顕微IR法などがあり、試料形状や目的に応じて選択して赤外吸収スペクトルを測定し、スペクトル解析で定性分析を行う。
・GC-MSの場合、試料を加熱炉で加熱し、揮散ガス(または熱分解ガス)を生成させる。このガスをガスクロマトグラフ/質量分析計で分離し、得られたクロマトグラムから定性分析を行う。(熱分解ガスの場合は、分解前の構造を解析する。)
なお、加熱炉での発生ガスは、一旦冷却トラップしてから分析することも可能である。
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- 試験装置・ソフト
- ・FT-IR:パーキンエルマー製 Spectrum Spotlight 400、および日本電子製JIR-100とJIR-5500
・GC-MS:Agilent社製 6890 GC/5973N MSD
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- 特徴
- FT-IR,GC-MSは、いずれも有機材料の分析において、得られる情報量が多く、不可欠な分析方法である。FT-IRは、GC-MSに比べると解析精度がやや劣るが、試料形状が、液状、固形状、粉末状いずれも分析可能である。一方、GC-MSは装置にセットして気化する物質のみが検出可能だが、その解析精度は高い。従って、FT-IR,GC-MS両分析を行い解析することで、解析精度が高く情報量の多い有機材料の分析が可能となる。
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- 実施例
- ・未知試料(樹脂,ゴム,塗料,油など)の定性分析
・既知試料(樹脂,ゴム,塗料,油など)の変質物の変質成分調査