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粒界腐食試験

  • 方法
    ステンレス鋼の粒界腐食試験として代表的なものは以下の通りである。

    　６５％硝酸腐食試験　(ＪＩＳ Ｇ ０５７３、ＡＳＴＭ　Ａ　２６２Ｃ)
    　硫酸・硫酸銅腐食試験　(ＪＩＳ Ｇ ０５７５、ＡＳＴＭ　Ａ　２６２Ｅ)
    　１０％しゅう酸エッチ試験（ＪＩＳ　Ｇ　０５７１、ＡＳＴＭ　Ａ　２６２Ａ）
    　ステンレス鋼の電気化学的再活性化率測定　(ＪＩＳ Ｇ ０５８０)
  • 試験装置・ソフト
    ・沸騰浸漬腐食試験装置
    ・電気化学測定システム(北斗電工製　ＨＺ－３０００)
  • イメージ

    ※クリックすると拡大します。

    • 図１）再活性化率測定結果例
  • 特徴
    ステンレス鋼では溶接熱影響部(HAZ)において、鋭敏化したことにより粒界腐食損傷を受けることがある。
    薬液への浸漬または電気化学的手法を用いて、粒界腐食感受性の評価を行う。必要に応じて試験片断面の金属組織観察を併用する。
  • 実施例
    ・ステンレス板材の溶接熱影響部(HAZ)の粒界腐食感受性評価
    ・ステンレス配管継手溶接部の再活性化率測定による粒界腐食感受性評価