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大気圧イオン化質量分析計(API-MS)

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    • 図1)APIMS装置の外観
    • 図2)水素放出曲線
  • 概要
    各種金属材料中の水素の昇温脱離を分析装置で、水素放出速度-温度図(スペクトル)から金属中の固溶水素(いわゆる拡散性水素)を測定する。極微量の水素量の定量が可能である。
  • 仕様
    ・型式:アルバック理工株式会社製 赤外線ゴールドイメージ炉 RHL-E410P
    ・測定温度:RT~900℃
    ・昇温速度:1.6℃/min~20℃/min
    ・測定雰囲気:Ar 1atm (1000ml/min)
    ・水素定量下限:10(体積)ppb/Ar
  • 試料
    ・分析試料 約1g(最大20mm×20mm面積程度)
    ・対象材:鉄鋼材料、アルミ合金等の各種金属(めっき材含む)
  • 特徴
    ・鋼中拡散性水素量の高感度分析[1g試料にて定量下限が約0.01(重量)ppm]が可能である。
    ・分析チャンバー内の減圧が不要であり、常圧状態から速やかに分析を開始できる。
    ・水素放出曲線形状からの(水素)拡散係数の解析もできる。
  • 実施例
    ・鋼中拡散性水素の定量分析
    ・SUS、アルミ、ニッケル合金中の水素分析
    ・めっき材中の水素分析
    ・鋼の(水素)拡散係数の解析
  • 関連個別商品
    アルミ鋳物材(ダイキャスト含む)の欠陥防止
    微量拡散性水素分析による燃料電池用材料の耐久性評価
  • 関連試験装置
    無機ガスの成分分析