事業概要
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エキマニ熱サイクル試験装置
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- 概要
- ガスバーナーの燃焼ガスと常温空気を試験体に交互に通過させ、急加熱、急冷却の繰り返しによって、熱疲労評価試験を行う装置で、加熱のみの試験も可能である。
自動車のエンジン以降の排気系部品の高温疲労耐久試験、温度分布計測に適している。
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- 仕様
- ・ガスバーナー数;4筒(内径φ48mm) / 使用ガス;LPG / 燃焼ガス温度;350~1100℃ /
・ガスバーナー能力; 25000kcal/h、筒 4筒で100000kcal/h / バーナー制御; 1筒毎に制御可能
・ガスバーナー筒間距離; 80~100mm程度 / 試料のパイプ内径; φ40mm程度が最適
・加熱速度;3~5分で1000℃到達、保持開始可能 / 冷却速度;30秒で500℃以下、15分で60℃程度
・設定温度精度;±20℃程度 / 試験体制;24時間連続試験可能
・台数; 2台
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- 試料
- ・エンジン以降の排気系部品全般(エキマニ、触媒コンバーター、マフラー等)
・大きさ;400W×500L×300h程度(目安、長いパイプなどは排気側配管の工夫で対応)
・重量; 2~10kg程度(重量により、架台設置、吊り下げなどの処置で対応)
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- 特徴
- ・エンジンを使用した台上試験に対して急加熱、急冷却が可能であるため、1サイクル当たりの時間が短縮でき、短期間での評価が可能
・比較的温度精度が高いため、試験条件の再現性が良い
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- 実施例
- 排気系部品に関する下記試験の実績有。
・エキマニ、触媒コンバータ等の熱サイクル耐久試験
・エキマニ、触媒コンバータ等の温度分布計測
・エキマニ等の高温時の変位計測、高温ひずみ計測
・触媒内部の高温状態観察
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- 関連個別商品
- 排気系部品の熱サイクル試験