事業概要
Services
高速液体クロマトグラフ(HPLC)システム
-
- 概要
- このHPLCシステムは、環境中および食品中の微量有機化合物を分析する装置で、検出器にフォトダイオードアレイ検出器(DAD)、蛍光検出器(FLD)、 示差屈折率検出器(RI)を有しているので、様々なニーズの測定に対応可能である。また、ポストカラムシステムを搭載しているので、夾雑物の影響を受けにくいポストカラム誘導体化法により、目的成分を高感度、高精度で分析できる。
-
- 仕様
- ・型式;㈱日立ハイテクノロジーズ社製 LaChrom Elite システム
・DAD;波長範囲 190~900nm、波長分解能0.79nm、スペクトル測定、多波長同時測定、等高線表示可
・FLD;波長範囲 Ex 200~850nm、Em 250~900nm、検出感度 水のラマンS/N比900以上
・RI;ノイズ 2.5×10-9RIU以下、ドリフト 0.2×10-6RIU/hr以下、セル容量 8μl、セル温度可変可能
・オートサンプラー;注入量再現性RSD 0.3%以下、キャリオーバー 0.01%以下、冷却機能付
・ポンプ;流量精密さRSD 0.075%、脈流除去機能 リアルタイムフィードバック制御
-
- 試料
- ・環境試料(水質;1L、大気質;0.1m3~1500m3、土壌、底質;20g)
・食品試料(農産物、加工品;0.1kg~1kg、飲料;1L )
-
- 特徴
- ・冷却機能付、キャリオーバー低減のオートサンプラーを搭載しているため、測定試料の揮発、変質を防ぎ、高度な分析精度を保つことができる。
・また、ポストカラム法システムにより、カラム分離後の誘導体化で微量成分を高感度、高精度に分析できる。
・各検出器とも、従来よりS/N比が向上し高感度で分析でき、特にFLDは、従来のものより10倍以上高感度で測定できる。
-
- 実施例
- ・溶液中のアラニン分析(アミノ酸)
・環境大気中のアルデヒド類の分析
・環境大気中のベンゾ(a)ピレンの分析
・室内空気中のアルデヒド類の分析
・排ガス中のナフタレンの分析
・試薬の純度分析
-
- 関連個別商品
- 環境物質中の農薬分析