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- アルミ鋳物材(ダイキャスト含む)の欠陥防止のデータ・モデル事例
アルミ鋳物材(ダイキャスト含む)の欠陥防止
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- 目的
- アルミ材の特性を評価するには、欠陥の存在有無の評価(調査の仕方を含めて)、その発生要因の説明、欠陥の影響度の評価・解析が必要である。ガス分析を主体としてブロ−ホ−ル欠陥を取上げ、調査、解析を行った。
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- 方法
- 鋳物あるいはダイカストにより、ブロ−ホ−ル発生の要因が大きく異なってくる。特に、ダイカスト材では、水素以外に空気の巻き込みや種々油の混入などが生じやすく、通常の水素ガス分析では要因の特定が困難となってくる。このため、種々装置を駆使して要因の特定を実施した。
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- 試験装置・ソフト
- ・四重極ガス質量分析・・・ブロ−ホ−ル中に内在するガスの組成分析
・FT−IR(フーリエ変換赤外分光光度計)・・・欠陥の底に残った有機物分析
・SEM-EDX(走査型電子顕微鏡)・・・ダイカストマシンに存在する種々油を空焼きし、その特性X線パタ−ンと欠陥の中にある異物のパタ−ンと照合
・リゴ−水素ガス分析・・・水素ガスの定量、その他ガスの存在を確認
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- 結果
- サンプルの形状、破面の形態などから、上記の方法を使い分け、ブローホールの発生要因の特定が可能となった。
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- お客様の成果
- アルミ鋳物材の部品への適用拡大に寄与するとともに、ブローホールなどの欠陥低減に向けた生産技術確立に活かしている。