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放射率(輻射率)測定
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- 方法
- 【分光放射率の測定】
試料ステージにセットして加熱した試料、および2つの黒体炉から放射される赤外線をそれぞれ測定し、プランクの理論式を利用したプログラムにより、試料の分光放射率(スペクトル)を求める。
【積分放射率の算出】
前述の分光放射率から、プログラムにより積分放射率を算出する。その際、任意の温度での値を算出可能である。(温度が変わっても分光放射率は変わらないと仮定できる場合)
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- 試験装置・ソフト
- 装置:日本電子製 JIR-5500型フーリエ変換赤外分光光度計および放射測定ユニットIRR200
試料加熱温度:50℃~200℃、赤外線の波長:4.5~15.4μm
試料形状とサイズ:板状、ウラ面は凹凸が無く平滑であること、
大きさ30mm×30mm以上 40mm×50mm以下(30mm~35mm角が理想)、
厚み3mm以下(変形しないための厚みは必要)
備考:本試験では、加熱された試料自身から放射される赤外光を計測するため、加熱ステージで加熱できる試料であれば測定可能である。ただし、試料の形状や材質などの要因で、加熱ムラが生じるものは測定困難である。
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- 特徴
- 赤外線は絶対零度を超えるあらゆる物体から放射されている。入射した赤外線をすべて吸収して反射しない物体は黒体と定義され、この黒体を基準とした放射強度の比率が放射率(輻射率)である。
放射率測定の誤差要因として、赤外光の光路にある部品等による赤外光減衰や装置自身の赤外光放射がある。当社の測定装置は温度の異なる2つの黒体炉を備えており、それを利用することによって前述の誤差要因を抑える仕組みになっている。
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- 実施例
- 塗料や有機薬品などを塗布した金属板、アルマイトなど無機皮膜を施した金属板などの放射率測定。