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レーザーフラッシュ法熱定数測定装置

  • 目的
    室温以上の温度領域に於ける、均質で緻密な固体材料の比熱・熱拡散率を測定する装置です。密度を別途求めれば、試料の熱伝導率が算出できます。
       Cp=Q/(M・ΔT)
       α=1.37(L/π)2・1/t1/2
       λ=Cp・α・ρ
        Cp:比熱(kJ/(kg・K)) α:熱拡散率(m2/sec)
        λ:熱伝導率(W/(m・K))
        Q:入熱量(J) M:試料重量(kg) L:試料厚(m)
        ΔT:試料裏面の温度変化(K) 
        t1/2:試料裏面最高到達温度の半分に達する時間(sec)
        ρ:密度(kg/m3)
  • 方法
    (1)測定原理:レーザーフラッシュ法
     試料表面にレーザー光を照射して熱エネルギーを与える。この時の試料裏面の温度変化を計測して測定します。
    (2)試料裏面の温度計測法
      比熱:熱電対による接触法  熱拡散率:赤外線検出器による非接触法
    (3)測定温度
      通常測定:室温~1400℃ 注)薄板試料(基板法):室温~200℃ 
    (4)最小試料寸法:
      通常測定…φ8×t1(mm)
      基板法…15×15×t0.1(mm)
    (5)測定雰囲気
      比熱:室温…大気中 室温より高温…真空中
      熱拡散率:室温…大気中又は真空中 室温より高温…真空中

    ■特長
    (1)熱履歴の影響をうけない試料の場合は、試料を1個準備すれば測定が可能。
    (2)比較的短時間での測定が可能。
    (3)2層材では界面熱抵抗評価を行える場合もあり。


    ■利用分野
    (1)自動車・航空機などの輸送機構成材料
    (2)ガスタービンなど発電プラントの構成材料
    (3)プラスチックス材料
    (4)セラミックス材料
  • イメージ

    ※クリックすると拡大します。

    • 図1 アルバックTC7000装置の外観      (全体)
    • 図2 アルバックTC7000装置の外観     (測定部)
    • 図3 測定のイメージ
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