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制振材料の振動減衰性能特性試験

  • 方法
    短冊状の試験片(長さ150~300mm、幅10~20mm、厚さ2~3mm程度)を使用する。
    減衰性能特性試験は、試験片の共振特性を利用する方法である。制振鋼板のように、損失係数が周波数に依存する場合は、数種類の寸法の試験片を用意して試験をする必要がある。(図1参照)
    試験方法として、材料の特性に合わせ下記の2種の方法を用いる。
     1.糸吊り法 (図2参照)
     2.機械インピーダンス法 (図3参照)
  • 試験装置・ソフト
    〈糸吊り法)インパルスハンマ、小型加速度計、バンドパスフィルタ、周波数分析器
    〈機械インピーダンス法)小型加振機、掃引信号発生器、インピーダンスヘッド、周波数分析器
  • イメージ

    ※クリックすると拡大します。

    • 図1) 試験片の固有振動数
    • 図2) 糸吊り法
    • 図3) 機械インピーダンス法
  • 特徴
    振動を防ぐ方法として、
     1.制振   ; 振動エネルギーを熱に変えて消散させる方法
     2.振動絶縁 ; エネルギーガ外から入ってこないようにする方法
    等がある。本試験は、試験片の共振特性を利用して制振材料の損失係数を求める。
  • 実施例
    ・制振鋼板、非鉄金属、複合材料の減衰性能特性