事業概要
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微小部2次元X線回折測定

  • 方法
    ・コリメータで微小領域を狙い撃ちして、円筒型IP(イメージングプレート)で検出
    することで、特定部位の2次元回折像(デバイ環)を得る。
    ・CCDカメラ(60~240倍)で確認して、測定位置を決定する。
  • 試験装置・ソフト
    装置型式:㈱リガク製 高分解能・微小部複合型X線回折装置 SmartLab-RapidⅡ
    コリメータ:0.03,0.05,0.1,0.8mmφ
    試料サイズ:大きさ100mmφ以下、厚み30mmt以下 (要相談)
  • イメージ

    ※クリックすると拡大します。

    • 1)チップ上のはんだ接合部の測定例(φ0.8mm) 2次元像(上図)と回折パターン(下図)が同時に得られる。BaTiO3とPbとSnの3成分から成り、BaTiO3の結晶粒が細かく、Pb(青丸)とSn(赤丸)は粗大粒とわかる。
  • 特徴
    ・φ30~800μmの微小部領域のX線回折測定(微小・微量・フィルム状等)が可能。
    ・-3mm~+3mm領域のX,Yマッピング測定可能。
    ・1回の測定で化合物形態、膜などの配向度、結晶粒径が同時に取得可能。
    ・X線源をCu,Co,Crの3種類揃えているので、あらゆる材料、ニーズの対応可能。
  • 実施例
    ・電子実装部品:配線や接合部位の微小部2次元回折像の測定(図1参照)
    ・さび層断面からの微小部X線回折測定
    ・微量付着物や異物のX線回折測定