二次電池 試作・電池特性評価
リサイクル・プロセス開発支援
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- 二次電池 試作・電池特性評価
リサイクル・プロセス開発支援 -
各種セル、電極シートの試作に加え、固体電解質・全固体電池の試作にも対応。様々な電池特性の評価が可能です。
- 二次電池 試作・電池特性評価
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- リチウムイオン電池試作・電池特性評価
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低露点環境下でリチウムイオン電池の電極塗工用スラリー調整、電極塗工作業、電極密度調整、電池の試作を行います。
全ての材料をお持ちでなくとも、当社保有の電池材料をご使用いただき、ご要望に応じた電池を作製します。
正極ではNCM111をはじめ、車載用電池に採用されるHi-Ni系材料であるNCAやNCM811、近年活用が進んでいるLFP等、負極ではグラファイト、合金負極であるSi、SiOなど様々な材料を取り揃えております。EV向け高容量電極やHEV向け高出力電極など、目的に応じて材料・電極厚み・電極密度などを調整し、ご要望に応じた電極をご提供いたします。
電池の試作は、ラボ用の小型電池セル(コイン電池、単層ラミネートセル)から、100Ahを超えるEV搭載電池を模擬した大型ラミネートセルまで取り揃えており、用途に合わせた電池を作製することが出来ます。
・ラミネート電池(~200Ah程度:EV模擬)
・円筒型電池(21700型セル、18650型セル)
・EV用角型電池(~20Ahクラス:VDA規格PHEVⅡサイズ)
・HEV用角型電池(~5Ahクラス)
・コイン電池試作した電池やご支給いただいた電池を対象に、充放電特性評価、劣化試験(サイクル劣化、保存劣化)による耐久性評価を行うとともに、物理解析・化学分析手法と組み合わせた劣化メカニズムの解析等を行っております。
また、比熱測定や熱伝導率解析など、電池の熱物性評価にも対応しています。
次世代材料としては、ナトリウムイオン電池の試作についても対応しております。
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- リチウムイオン電池のリサイクルプロセス開発支援
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ブラックマスや工程端材および使用済みの電極からの材料回収や活物質の合成にかかわる物理・化学プロセスの技術検証・最適化を支援します。
*ブラックマス:使用済みのリチウムイオン電池を無害化(焼却)後、破砕・選別することで得られる、正極材料(コバルトやニッケルなど)と負極材料(グラファイトなど)を含む黒色の粉体
ブラックマスの精製・再利用を想定し、溶解処理における未溶解成分や溶解物中の不純物成分の同定・定量や、抽出酸液からの活物質の合成検証も行います。
また、ダイレクトリサイクルによる活物質回収、活物質再生を想定し対象材料と各種溶媒・溶液との反応性評価および回収材料の化学状態などの評価を通じて、最適なリサイクルプロセス探索を支援します。
*ダイレクトリサイクル:活物質を溶解させることなく、活物質の状態を保ったまま再利用する方法
再合成・再生処理を施した活物質を用いて電池を試作し、電気化学評価を用いて活物質の性能を評価します。
さらに、全固体電池に使用される固体電解質や活物質などを対象に、加熱や溶液処理プロセス中に起こる反応を評価し、次世代電池材料のリサイクルプロセス検討に向けた基礎データの取得をご支援いたします。