カーボンニュートラル実現に向けた
アンモニア燃料への転換支援
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- 2050年 カーボンニュートラル社会に向けた課題「CO₂排出の削減」
- カーボンニュートラル実現に向けたアンモニア燃料への転換支援
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エネルギー転換部門では、水素燃料、アンモニア燃料への転換が模索されています。さらに、石炭やLNG火力発電では、燃料を燃焼時にCO₂が出ないNH₃に置き換えることで、CO₂排出削減を目指しています。
一方、船舶業界は、海上輸送等での排出量削減のため、2023年1月から既存の大型外航の燃費性能規制(EEXI規制)+燃費実績の格付け制度(CII格付け)が開始され、既存船への規制と新造船(省エネ船)への更新を目指しています。
2030年に、2008年比で平均燃費△40%を目指し、2050年に炭素排出効率の70%改善を目指しいていて、内燃機関用での水素・アンモニア利用が急務となっています。
当社では、お客様の課題・ニーズに合わせて試験や各種評価をご提案します。 -
- アンモニア関連の当社メニューのご紹介
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アンモニア利用に関する課題等の概説
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アンモニア試験に関するメニューの概説(ガス暴露試験)
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アンモニア試験に関するメニューの概説(浸漬試験)
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◆アンモニア浸漬試験と評価メニュー紹介 (PDF技術資料)
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アンモニア試験後の評価メニューの概説
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アンモニア利用に関する課題等の概説
- アンモニアとは?
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従来、NH₃は、肥料の原料としての限られた利用でした。
近年、燃焼時にCO₂を発生させないことから、石炭、LPG、LNG等の代替え燃料、水素燃料のキャリアとして着目され、大規模な貯蔵や運搬、燃焼で、プロセス評価や安全性評価が活況になってきています。
工業NH₃の大規模利用は、地下資源由来のメタン等から水素を分離し、鉄系触媒を用いて大気中の窒素を反応させて生成するハーバー・ボッシュ法が主流です。
水素を分離する際にCO₂が発生するためグレーNH₃と称され、CO₂をCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)、CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)で回収し、ブルーNH₃として利用され始めています(水素化時のCO₂発生率:1.6tonーCO₂ /ton-NH₃ )。燃焼時にCO₂を発生させない燃料として水素利用の研究が盛んにされていますが、水素の運搬、貯蔵に関しては安全面の観点からコストがかかるとの試算もあり、NH₃やメチルシクロヘキサンを水素キャリアとして利用することも研究されています。NH₃では、Ru系触媒を用いた低温合成等のより安価な合成、脱離手法の研究も進んでいます。
アンモニアは「無色の気体」で「刺激臭」があり、毒劇物、可燃物に分類されます。アンモニア水としてなじみが深いと思いますが、アンモニアガスは、常圧で-33℃以下に冷却するあるいは20℃で0.86MPa以上に加圧することで、容易に液化することができます。
アンモニアは、水に吸収される速度が速いため、漏洩時の処置は比較的対応し易いですが、取り扱う場合は、水に吸収され易い特性が、人体の粘膜(眼、肺等)を痛めるため、防護具をつけて作業をする必要があります。
アンモニアの作業環境の許容上限は、25ppm(17mg/m³)と規定されています。25ppmは、悪臭防止法の臭気指数では、「強いにおい」に分類されます。適切な防護具をつけて作業する濃度です(約0.6ppmで「何のにおいかわかる弱いにおい」に分類されています)。-
※各種ガスを比較するために参考に整理しました。信頼できるか. どうか見極めてから引用してください
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